繰り返しを二重、三重に入れ子(ネスト)にすることもできる.
[例題3.2] ○を横に8 個,縦に6 個ずつ並べて表示してみよう.
1整数 i, j
2i ← 1
3i <= 6 の間,
4| j ← 1
5| j <= 8 の間,
6| | 「○ 」を改行なしで表示する
7| | j ← j + 1
8| を繰り返す
9| 「」を表示する /* 改行するため */
10| i ← i + 1
11を繰り返す
上記のプログラムは,3~11 行目の外側の繰り返し文と,5~8 行目の内側の繰り返し文から構成されている.外側のループは制御変数i を1, 2, ... ,6 の順に設定しループを回る.最初 i に 1 をセットし,内側のループを 6 回まわって,○を 6 個表示する.内側のループを抜けた後,9 行目で改行を行って,10 行目で i の値に 1 を加えて,3 行目に戻って,2 回目の外側のループを繰り返す.(以下,同様)
[練習3.4] (★) ○を横に8 個,縦に6 個ずつ並べて表示せよ.ただし,各行の4 文字目のみ●を表示せよ.
[練習3.5] (△) ○を縦,横6 個ずつ並べて表示せよ.ただし,左上から右下への対角線上のみ●を表示せよ.
[練習3.6] ○を縦,横6 個ずつ並べて表示せよ.ただし,右上から左下への対角線上のみ●を表示せよ.
[補3.5] (☆) □を1 行目に1 個,2 行目に2 個,…,9 行目に9 個並べて表示せよ.
[補3.6] (△) □を1 行目に9 個,2 行目に8 個,…,9 行目に1 個並べて表示せよ.
[補3.7] 九九の表を表示するプログラムを書け.